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八戸市民病院×日本原燃 緊急被ばく医療合同訓練

八戸市立市民病院と日本原燃株式会社が、放射性物質に汚染された傷病者を受け入れて対応する為の「緊急被ばく医療合同訓練」を行いました。


5日火曜日、八戸市民病院で「緊急被ばく医療合同訓練」が行われました。

これは、日本原燃の原子燃料サイクル施設において、放射性物質に汚染された傷病者を受け入れる為の引渡し・処置・手順の確認など、万一の場合に備えて迅速かつ適切な対応ができるよう訓練するもので、今年で15回目を迎えます。

合同訓練は参加者に傷病者の人数や症状を事前に公表しない「ブラインド訓練」となっていて、およそ30人のスタッフが参加しました。

今回は日本原燃社内で作業中、放射性廃棄物の入ったポリ袋を持ちながら約2メートルの高さから落下し、左手と左足を負傷・汚染された患者を受け入れるという想定で訓練が実施されました。

病院側は要請を受けた後、対策本部を設置し床や壁をビニールで覆って治療エリアを作成しました。

医療スタッフらは、こまめにコミュニケーションをとりながら傷病者の容体を確認し、病状の変化に対応しながら除染やレントゲン・輸血など治療にあたっていました。