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安藤昌益フェスティバル 柾谷伸夫一人芝居 1月開催

2024年1月に安藤昌益フェスティバルが開かれ、八戸市公会堂文化ホールでは、劇作家・演劇人の柾谷伸夫さんによる安藤昌益一人芝居「旅立つ日」が上演されます。

皆さんは安藤昌益という人物をご存知ですか?今回は、安藤昌益の人物像とともに来年1月に上演されるイベントをご紹介します。


八戸市中心街、八戸酒類株式会社の蔵元直売所裏に位置する「安藤昌益資料館」。

2009年に開館したこの資料館では、101巻にもおよぶ代表作「自然真営道」をはじめとした数々の複製資料や、彼の考え方や生き方などについて書かれた関連書籍・映像資料などが展示されています。

また、職員による詳しい解説を聞くこともできます。

取材に訪れたこの日は、安藤昌益資料館を育てる会の根城会長にお話を伺いました。

安藤昌益資料館は、午前11時から午後4時まで開館しており、入館料は300円、高校生以下は無料となっています。

世界最初のエコロジストとも呼ばれる昌益の考え方にぜひ触れてみてはいかがでしょうか。

そして、そんな彼にまつわる演劇が八戸市公会堂で上演されます。

生誕320年、没後260年を記念した「安藤昌益フェスティバル」。令和四年文化庁長官表彰を受けた柾谷伸夫さんによる一人芝居「旅立つ日」は、2024年1月8日、午後2時より八戸市公会堂文化ホールで上演されます。

有料チケットの販売はなく無料で鑑賞できますが、事前に整理券を受け取る必要があります。整理券は、八戸ブックセンターと八戸市公会堂で配布されています。

八戸市で開催されるのは1992年以来およそ30年ぶり。みなさんもぜひご覧になってみてください。

現在の秋田県大館市に生まれ、京都で医学を修めたあと、1744年からおよそ15年間、ここ八戸市に住んでいた安藤昌益。

全ての人々の平等と、自然と人間が調和する社会を目指した彼の独創的な思想は、今日の私たちにも通じるものがあり、今もなお影響を与え続けています。