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新酒完成の目印 桃川「大杉玉」の衣替え

おいらせ町の酒造会社・桃川株式会社で、新酒ができたことを示す「大杉玉の衣替え」が行われました。


24日火曜日、桃川株式会社は昨年の杉玉を外し、今年の新しい杉玉へと交換しました。

一般的に杉玉は、酒蔵や造り酒屋が新酒の完成を表す看板として吊るしています。また、月日とともに色褪せていく様は、酒の熟成具合も表しています。

桃川は大杉玉の衣替えを毎年行っていますが、これは、同社の銘柄にもなっている「杉玉」が日本一になりますようにとの願いを込めて、1997年に作り始めたのがきっかけです。

26年目を迎える今年の大杉玉は直径およそ2メートル、重さは500~600kgで、軽トラック7台分の杉の葉を使い、桃川株式会社のOBや社員らが10日間ほどで作り上げました。

桃川の担当社員によると、室内で常設するものとしては日本一の大きさだということです。

青々とした大杉玉は、作業員によって新しく掛けられたのち、チェーンソーや枝切りバサミで綺麗に整えられました。

桃川株式会社では、この日から「純米新酒初しぼり」を出荷しています。