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八戸が生んだスーパーウーマン 羽仁もと子生誕150年記念展

羽仁もと子生誕150年記念展八戸市出身で日本最初の女性新聞記者・羽仁もと子の生誕150年を記念したイベント「もと子と故郷と婦人之友祭」が、9月28日木曜日から3日間開かれました。


八戸市沢里地区にある羽仁もと子記念館。最終日である9月30日は、特別ゲストによる公開座談会が開かれるとあって多くの人達が訪れました。

記念館には、羽仁もと子の写真や遺品のほか、その生涯の折々を解説するパネルなどが展示されていて、訪れた人たちは貴重な資料の前に立ち止まり、じっくりと見入っていました。

羽仁もと子は、1873年・明治6年に八戸に生まれた日本初の婦人記者です。家事や育児、社会に関するテーマなど、女性が生きていく上で参考になる雑誌を出版する婦人之友社を設立した人物で、1930年にはこの読者の集まりである「全国友の会」が設立されました。

この日の午後には「八戸が生んだスーパーウーマン」と題した公開座談会が開かれました。

ステージには、羽仁もと子が設立した自由学園のOB、写真家で映画監督の本橋成一さん、雑誌「婦人之友」に「羽仁もと子とその時代」を連載した作家・森まゆみさん、そして青森友の会・武田しげ子さんの3人が並びました。

座談会では、羽仁もと子の人物像や社会に与えた影響とともに、彼女に対する想いなどが語られ、観客たちは興味深い内容に時折笑い声をあげながら楽しそうに聞いていました。